坂上忍と大激論!ニッポンの危機 教育危機の感想
昨日「坂上忍と大激論!ニッポンの危機 教育危機」を視聴しました。
勉強になることがありましたので、メモです。
シンガポールの教育制度
シンガポールといえば、教育水準が高いというイメージはあると思います。今回はその教育制度について紹介されていました。
ざっくり言うと小学校6年生の試験でコース分けされて、それが人生を左右するというものでした。
ブログでは下記リンクのブログが分かりやすいかなと思います。
その為、シンガポールでは早期教育が熱心に行われているようです。
学校としてはレベルに合った授業が出来るので、良いですよね。
ではそれが日本で出来ていないか!?と言うと、そんな事は無いと思います。
日本でも小学校や早ければ幼稚園受験をする人もいるのですから、早期教育をする事によりエスカレーター式に大学まで進学している人はいますよね。
なのでシンガポールの教育水準が高いのが、一概に6年生での一斉テストが功を奏しているとは言えないんじゃないかなと言う気がします。
もっと違う工夫がされているのではないでしょうか。
「極論でいうと小学6年生のうちに将来を決める」
と提案されていました。
(テレビでの極論としての提案ですので関根麻里さん自身の意見とは同じだと思いませんが)
それに対して養老孟司先生は
「将来が予測できる時は、そうした早期教育をしたがる。但し、今は予測できない時代。その時点で将来を決めても、そのまま予定通りにいくとは限らない」
とおっしゃられていました。
確かにその通りだと思いました。
早期教育は重要だと思います。
ただそれは親の押し付けであってはならず、子供が自発的に楽しく出来る環境作りをどこまで出来るのかが大切だと思います。
将来の夢は勉強をしたり沢山の人との出会いの中でも変わっていくものだと思います。
自ら人生を切り開いていける子に育てて行きたいですね。
公立の小学校について
また出演されていた女流棋士さんが
「(私立から公立に転校し)公立の小学校の教科書を見て絵本だと思った。自分で勉強しないとヤバイと思った」
と発言されていました。
小学校卒業までに生まれて12年あるわけですから、子どもの成長スピードはかなり差が出てくると思います。それを一律の教科書で教えるのは限界がありますよね。ただ小学校から私立に入れるのはかなりの授業料が必要となる為、公立に入れる人がほとんどだと思います。
小学校の段階である程度レベル別講座を作るなどの工夫や、子供達で教え合う雰囲気作りをするなどしてくれるといいですね。
授業のレベルが低いと先生を軽んじる生徒が出てきそうですが、そういったことがないように保護者の立場からもサポートしていきたいですね。
公立の小学校は世の中の縮図なのですから、どういった人がいるのかなどの関わり合いを勉強する場にもなると思います。
さいごに
羽生善治名人が
「知識を得なければ、創造も出来ない。色々な知識が何処かで合わさって創造されていく。ゼロから創造できる人は一握り」
とおっしゃられていました。
子どもの興味がある事をとことん勉強させ、広い視野を持たせる。
決して受験の為の勉強としないこと。
それが大切だと改めて思いました。